サスアームピンの強化で足回りの性能を向上

前後インナーサスアームピンΦ3.5mm、リヤアウターサスアームピンΦ3.0mmと強化することで、大幅に耐久性が高まりました。サスアーム自体も素材の見直しと形状変更により剛性が向上。ハイスピード域でのトレース精度とレスポンスが向上しています。

ハイグリップ路面でも高い操作性を維持

全体的な軽量化によってレスポンスが向上する一方、グリップの高い路面やハイスピード走行での操作性を高めるため、アッカーマン比をマイルドに設定しています。特にカーペットや人工芝などでは安定感が感じられ、ドライバーに余裕をもたらすハンドリングに仕上がりました。

駆動系の軽量化でスロットルレスポンス向上

大幅に小型化されたスリッパークラッチは、軽量化で圧倒的なスロットルレスポンスをもたらします。オプションのセンターギヤデフと同サイズとなるので、前後のセンターボーンもそのままで、すぐに交換可能です。さらにモーターマウントも軽量に新設計され、シャーシ全体の軽量化に貢献しています。

バッテリー位置で重量バランスを変更

バッテリーとモーターマウントは前後2か所の取り付け位置が設定され、移動することで重量バランスを変更できます。

新型サスペンションがきめ細かいセッティングを実現

リヤハブはブッシュインサートを介してサスピンを通す仕様。ブッシュの選定でロールセンターを変更でき、トラクションバランスを調整することが可能です。ショック下側の取り付けもショックマウントプレートを使うことで、レバー比を細かく変更できます。

リヤトラクションをコントロール

デフの高さを変更できるハイトアジャストカム装備により、アクスルの位置を0~3mmの間で変更でき、リヤトラクションを調整することが可能です。インプットシャフトの方向も考慮し、どのハイトでも最高の駆動効率となるように設計されています。

実用性重視のセッティング幅

アッパーアーム内側のピボットにはカム式のロッドエンドボールカラーを装着し、アッパーアームの高さを細かく調整できる構造となっています。従来のように穴位置で大幅に高さを変えるのではなく、実用的なセッティング範囲で変更する設定です。

樹脂スペーサーがもたらす剛性の中でのしなやかさ

前後バルクヘッドの下に樹脂製のスペーサーを挟み、メインシャーシのしなやかさを引き出しています。高い剛性感の中でもわずかに柔らかさを取り入れることで、接地感が高まってトラクションの向上につながります。

スムーズな作動をもたらす3mmショックシャフト

前後ショックシャフトを3.0mmにすることで、Oリングとシャフトの接触面を減らして作動の軽さを獲得。路面追従性が高まり、接地感と運動性能が向上します。